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小菅村体験研修記

 今年度のみどりコースには講座開始以来最多の25名の受講生(男性18人、女性7人)がおり、4月以降、演習や講義を通じて地域づくりのプランニング作りの理論や実践手法を学んでいます。
 今月は5月17日(水曜日)~18日(木曜)の1泊2日の日程で山梨県小菅村に行ってきました。中央高速道の大月IC経由で国道139号線に入り2014年に開通した立派な松姫トンネル(長さ3キロ)をくぐると村の中心部に到着。I坂先生(農大非常勤講師、NPO法人多摩源流大学職員)のご案内で中組地区景観整備実習や村内見学を行いました。村は多摩川源流部に位置し人口およそ800人弱、面積は53ha平方km(因みに世田谷区の面積は58平方Km)で、森林率は94%の山村です。コンニャクやワサビ等の商品作物や自家消費用の露地野菜栽培、スギやヒノキ中心の林業や、ヤマメやイワナの水産物養殖が主産業。農大と小菅村の関わりは平成13年に本格的に始まり、源流研究所を設立し「源流」の持つ歴史文化的価値、経済的価値、地政学的価値等を多角的に分析掘り下げてきました。平成18年には多摩源流大学を設立し、農大学生が参画し、村の方々と一体になって学び、源流の村の地域作りを行ってきました。
 専科みどりの地域づくりコースも毎年、村を訪問し、地域づくりの演習をさせて頂くと同時にボランテイア活動等を通じて村の方々との交流を深めています。
 17日は専科みどりコース主任講師のK村先生のご指導で村営小菅の湯のバラとハーブの洋風ガーデンにて園路の景観整備を行いました。園路の雑草の刈り込みは見切り部分を綺麗に処理することで景観をよりすっきり見せる手法を学びました。夕食時にはI坂先生や村の幹部にご出席頂き、村の印象や課題をフリーに語り合い盛り上がりました。
 18日は村内の見学(こんにゃく畑、わさび田、養魚場、村役場、井狩の大屋「細川邸」)を行いました、見学の途中では畑を耕しておられるお年寄りや、学習中の小学校生や中学生の子供達が気軽の声をかけてきてくれ、本当に気さくな村だなという印象でした。
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