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執筆者の写真nhama330

「梅研修」に参加して

元東京農大GA果樹講師の大坪孝之先生の案内による梅研修に参加致しました。

当日は日差しが柔らかく梅研修日和のお天気でした。 日本では600品種を超えるとされている梅の植物学的分類、園芸学的分類、花の形態、色などを分かり易く説明して頂きました。 梅はバラ科サクラ属に分類されます。原産地は中国四川省、湖北省に跨がる揚子江流域の山岳地帯と考えられています。 日本へは奈良時代に遣唐使が漢方薬として(烏梅:中国語読み wumei) 鎮痛、解毒作用などの薬理効能がある妙薬として樹木より先に持ち込まれた様です。 令和の元号出典元である万葉集第五巻、32首の和歌にも梅花の歌が詠まれています。梅の開花による春の訪れや、梅の美しさと香りの気高さを表現している歌と言えると思います。 日本人にとって桜は満開を楽しむ文化があるのに対して梅は、一輪でも存在感のある可憐な花と鑑賞される様ですが、杏と交配した杏の血縁が強い品種の花は、薄紅色、濃紅色で八重の花弁の花が満開になると桜を超える凛とした美しさがあります。 [梅に鶯]という句がありますが大坪先生曰く実は鶯ではなく、メジロの方が鶯色をしているという事でした。調べてみますと確かにメジロはパステル調の淡い緑色の鳥で、鶯はオリーブグリーンをさらに茶色にした様な色です。しかも鶯は元々藪や竹林に付いた虫を食べるので木の実や花の蜜を吸わないので梅の木には来ないそうです。驚きの事実を知りました。 今回GA校友会のメンバー30名と一緒にこの様な研修に参加できて本当に勉強になり良い機会を頂けた事に感謝致します。 47期 村松貴香子(B4班) 





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